川崎市動物愛護センター(角洋之所長)が、現在ある高津区蟹ヶ谷から中原区上平間に移転することが決まった。市では「環境整備などこれまで以上に気を遣い、市民に命の大切さを伝えられるオープンな施設にしていきたい」としている。
川崎市動物愛護センターは、人と動物が共存する社会の実現を目指し、動物を通じて、誰もが憩い、集い、学べる交流施設を基本方針としている。
現センターが建てられたのは1974年。施設等の老朽化が懸念され、また学習スペース等が求められていることから今日の移転が決まった。
移転先は中原区(上平間1700番地の8)で、完成は平成30年を予定。新センターは約2500平米で、現在のセンターと比較して2倍以上の面積となる。
センターには新たに、相談・学習用のセミナースペースを設置する。子ども達に命の大切さを学ぶ機会を提供し、動物の適正飼養、しつけ方教室、情報交換の場に使用する予定だ。同地が選ばれた理由として、市の中心部に位置しており交通の利便性が良く、セミナールーム設置など事業に必要な面積が確保できるため、などとしている。
「万全の対策を」
防音、防臭対策や建物の構造などは今後検討する。市生活衛生課の松浦和子さんは「現在のセンターでも動物の衛生管理等は徹底して行っています。また安全面でも二重リードなどで対策をしておりますが、住民の方からご意見があれば積極的に伺っていきたい」と話している。また、隣接地には給食センターを建設するという。
問い合わせは川崎市健康安全部生活衛生課【電話】044・200・2447。
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