6棟547世帯が住むメイフェアパークス溝の口の自治会。児童や園児のいる子育て世代も多い。
自治会と管理組合で構成される自主防災組織を立ち上げ、年に1度防災訓練を実施している。AEDの使い方、人工呼吸方法などを学び、起震車、煙体験車などを呼ぶことで親子参加を促す。「参加するのは150人ほど。増えてきている」と石塚俊美会長。ハード面では、各棟に設置する防災倉庫に飲料水や非常食、マンホールトイレなどを常備する。最近はマンション内のエレベーター全11台にも非常用ボックスを設置。簡易トイレや非常食、水を置いて災害に備える。
課題は「平日、日中に災害が発生した時、会社や学校で若い人がいないこと」だという。昨年末から、高齢者世帯の把握と交流を目的に、マンション内の施設で集会行事を開始した。「まずは隣近所で顔見知りの関係に。自助の気持ちを高めていきたい」と石塚会長。
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