全国から集まった舞踊愛好家たちが実力を披露し、頂点を競う「全国舞踊コンクール」が3月24日から4月5日まで、めぐろパーシモンホール=東京都=で開催され、新作在住の青木雄哉さん(橘中1年)が邦舞二部(15歳以下)で2位を獲得した。
同大会は1939年から続く伝統あるコンクールで、今回で72回目。同部門では、全国から予選を勝ち抜いた8人が日ごろ稽古を重ねた舞踊を披露した。
青木さんは中学入学前の4月3日、同部門に出場。小学1年のころから上作延の教室で青木さんを指導している花柳樟風さんが手作りした着物をまとい、『新曲浦島』という曲で踊った。
大会前、海を渡る強弱さまざまな波の表現などを身に付けようと、花柳さんとともに千葉・外房の海を訪れた青木さん。「波の激しい動きなど、景色を目に焼き付けた。大会では海を思い出しながら踊った」。約6分間を踊り切り、結果を聞いて「嬉しかった。良い成績を修められたのは、支えてくれている先生や親のお陰です」と振り返った。
花柳さんは「舞踊は踊りを通じて『心をつくる芸術』。幼い頃から打ち込んで『やり抜いたという経験』が大事。この大会での思い出を大切にしてこれからも成長してほしい」と語った。
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