精神障害者の就労を定着させようと川崎市は、セルフケアシートを活用した新たなプログラム「K-STEP」プロジェクトを開始した。
「セルフケアシート」を開発したのは、麻生区の就労移行支援事業所「働くしあわせJINEN-DO」(石田和之代表)。外見ではわかりにくい精神障害者の心身のコンディションを「見える化」し、「良好」「注意」「悪化」という3段階に分け、「イライラ」「疲れる」「許せる」といった感情の項目を朝昼晩にチェックする。
当事者は自発的に必要な対処ができ、雇用側はコンディションが把握できるため、必要な配慮ができて働きやすい職場環境づくりがしやすくなるという。
市が今年2月から市内の他の就労移行支援事業所10カ所と就職先企業15社で試行運用し、効果を検証したところ、企業側も当事者にも好評だったという。市はプロジェクトへの参加企業を募集している。
問い合わせは川崎市健康福祉局障害者雇用・就労推進課(【電話】044・200・2682)。
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