国交省はこのほど、国道246号線の切通し交差点付近の道路中央に逆U字型のボラード(すり抜け禁止杭)を設置した。これは、歩行者が横断歩道外で道路を渡ろうとするのを防ぐもの。横断歩行者と自動二輪車の接触事故が多発していたことから、高津警察署が強く対策を望んでいた。
切通し交差点は、国道で車両の交通量が多く、事故発生件数(14年)が区内で5番目に多い。久地1丁目付近の住民が溝口駅へ向かう時に横断するため、歩行者利用も多い地点だ。
交差点から渋谷側は中央分離帯があるが、厚木側は道路幅が狭く等間隔にポールが立てられているのみ。ポールをすり抜けて横断する歩行者も見られた。
こうした横断歩道外を渡る歩行者を危険視する声が、地元住民やドライバーから高津署へ寄せられていた。これを受けて同署は、2年前から国土交通省関東整備局横浜国道事務所へ対応策を要望していたという。
今年7月と8月、横断歩道外を渡る歩行者と自動車をすり抜けるオートバイの接触事故が連続で発生。2件とも重傷者を出す重大事故だったことが決め手となり、今回の設置に至った。高津署は「いつ死亡事故が起きてもおかしくない状況。きちんと横断歩道を渡ってほしい」と話す。
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