高津暴力団排除対策推進協議会の会長を務める宮田良辰さん(89)が11月、暴力追放功労者の最高栄誉となる暴力追放栄誉金章を受章した。22年間、区暴排協会長として地域の安全に尽力したことから。金章は区内初、神奈川県で6人目の受章となる。
全国暴力追放運動推進センター、警察庁らが主催する平成27年全国暴力追放運動中央大会が11月24日、明治記念館で開催され、宮田さんが最高栄誉となる金章を受章した。この大会は、毎年全国で暴力追放に尽力した個人や団体を表彰するもので、今年は101人、16団体を表彰し、このうち金章は10人だった。
宮田さんは「区内に暴力団事務所がないこともありますが、些細な事件でも高津警察署に迅速に対応してもらっているおかげで地域の安全が守られています」と高津署との連携に感謝を述べた。
防犯協会会長を兼務地域の安心・安全に尽力
宮田さんは、高津暴力団排除対策推進協議会設立準備に携わり、設立以来22年間、会長を務めている。現在の会員数は個人、団体含め約200。溝口駅など街での啓発運動のほか、高津防犯協会会長も兼務する宮田さんは、防犯協会と合同で、総ぐるみ大会を企画。プロ歌手を呼ぶなど参加者を集めながら、防犯講和や寸劇で地域安全の啓発に尽力してきた。
宮田さんは「子どもの未来のためにも、大人が安心・安全の街づくりを行っていかなければならない。今の地域の安全は、皆様の防犯意識の高さにより成り立っています」と地域への感謝を述べた。
宮田さんは24年間川崎市役所に奉職。79年から5期20年、川崎市議会議員を務めた。04年に暴力追放栄誉銅章、10年に栄誉銀章を受章。また、高津区防犯協会会長として、12年に防犯功労者の最高栄誉である防犯栄誉金章を受章している。
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