福田紀彦市長(44)が区民から直接市政に対する意見を聞く「高津区区民車座集会」が10月6日、市立高津高校で開催された。今回は初めて高校生を対象に実施。環境や交通など、身近な地域の課題について、生徒から様々な意見や提案が投げかけられた。
区民車座集会は、福田市長と区民が市政について意見を交換するもので、2014年から各区で毎月1回開催されている。今回で24回目。高校生を含む若者に、市政や地域に対して興味を持ってもらおうと、市長が高校生と初めて場を囲み、高津高校3年生の生徒と身近なまちづくりについて話し合う機会とした。
高校生からは「投票では何に着目し、考えたら良いか」「災害時の安全確保のための対策はどうなっているか」などの疑問が寄せられたほか、「(環境について)アニメーションを用いて情報発信してはどうか」「球技ができる公園を増やしてほしい」といった提案や要望も挙がり、市長も今後の展望を話していた。
福田市長は最後に、「自分たちの街は自分たちで作る意識を持って、自分のこととして考えてもらいたい」と生徒に呼びかけた。
終了後、本紙の取材に対して福田市長は「(高校生は)しっかりしており、率直に勉強になった。通学や公園など、お兄さん・お姉さんの立場から、自分より小さい子どものことを考える視点も素晴らしかった。これから一緒に社会を作っていくパートナーとして頼もしい」と語った。
代表生徒7人から挙がった意見のテーマは以下の通り。▽初めての国政選挙で良かったこと、困ったこと▽溝口の現状とビジョン▽「音楽の街かわさき」の魅力を知ってもらうためには▽通学の観点から、交通面の安全について▽市営バスの遅延・交通情報▽川崎の環境について▽子どもが自由に公園を使えない問題▽交通と文化遺産。
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