区内のおすすめ散歩コースを紹介するマップが10月に発行された。制作は高津区まちづくり協議会の「緑のまちづくり活動支援プロジェクト」。構想から発行まで6年以上かけたマップは、作り手の情熱がつまった自信作だ。
「地元に緑の環境を残したい」と活動する、まちづくり協議会所属の市民ら15人がマップを制作した。「区内を歩き、多くの緑を地域の人に知ってもらえれば、緑地保全の機運も高まるのでは」と6年ほど前に企画をスタートさせたものだ。
試行錯誤を経て第1弾となる「上作延コース」のマップを10月に発行。水彩画の手書きマップは渡辺幸江さんが担当した。全行程は約5キロ、所要時間約3時間の同コースには、メンバーが「桃源郷」と呼ぶ花桃の栽培地や野菜の直売所などが紹介されている。
制作に携わった山口茂宣さんは「季節毎、現地に何十回も足を運んで、丁寧に作りこんだ」と胸をはる。眺望の良い場所やおすすめポイント、トイレ、バス停なども記されている。
「こんなに素晴らしい所があったのかと発見があるはず。若い人、新しく高津区に住む人にも手に取ってもらいたい」とリーダーを務める小磯盟四郎さん。
マップは3000部発行、高津区役所などで配布される。来年度に第2、3のマップを発行する予定だ。(問)区役所地域振興課【電話】044・861・3133
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