将棋を題材にした映画や漫画が話題を集める中、区内でも将棋に熱中する児童たちがいる。千年の学童保育施設「学童ほいくオカリナ」は、同所に通う全児童48人が将棋を指している。今夏県大会団体選で準優勝を果たすなど将棋熱はますます高まっているようだ。
「将棋の攻めは飛車と銀。そして玉は戦いから遠い場所に置こう」「ただで取れる駒はどれかな」。五面指しで指導するのはプロ棋士の勝又清和六段。昨年から指導に訪れこの日が3回目。この日指導対局に参加したのは1年生から6年生まで42人。最近将棋を覚えた児童もいた。「弱点や攻略法を教えてくれて分かりやすい。美濃囲いの攻め方を教わったので次の対局で試したい」と中島希君(5年)は話す。
同所では2カ月に1度、「名人戦」が行われ1週間かけて対局を行う。土曜午前中は将棋部を開催。学校がなくても児童が集まる。
元々、代表の岩渕康之さんが「室内で遊べるように」と取り入れたもの。「自然に盛り上がっていきました」と岩渕さん。「世代を超えてできるところや、負ける辛さと勝つ喜びを知れていいと思っています」と話す。
高津区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|