高津区が昨年度に区内分譲マンションを対象に行ったアンケートの結果がまとまり、区が年度末に報告書を作成した。
報告書はA4版60ページからなる。調査によると、区内500カ所の分譲マンションの地区別内訳は高津地区が311カ所(62・2%)、橘地区が189カ所(37・8%)と高津地区に6割以上のマンションが集中していることなどが分かった。
また、アンケートの主題であるマンションのコミュニティ活動の実態、課題については、8割以上のマンションが独自の自治会がなく、地元町内会・自治会に加入していると回答。独自の自主防災組織があるマンションは約3割だった。そして、コミュニティ形成に向けた活動については、回覧板の情報共有以外に、約4割が避難訓練など防犯・防災の取組みを実施。また花壇管理や清掃など環境保全活動を2割以上が実施していて、独自に高齢者や子育て世帯を対象とした取組みを行っているマンションもあった。
「コミュニティづくりで困っていること」という設問では、約3割が災害への対応で困っていると回答した一方で、「特に課題を感じていない」との回答が4割にのぼるなど、差が見られた。
報告書にはその他にも区内マンションのコミュニティ形成での好事例なども掲載している。区は今回の結果を活かしながら、今後も支援を継続してくとしている。報告書は区HPからも閲覧できる。問合せは区地域みまもり支援センター【電話】044・861・3313へ。
高津区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|