久地や宇奈根の中小メーカーなどでつくる川崎北工業会の「第5回オープンファクトリー」が5月12日に行われた。今年は18社が参加し、普段は見ることができない工場内部の見学や部品が出来上がっていく様子に子どもたちが目を輝かせた。
町工場が集積し、川崎の産業発展を支えてきた同地区は近年住宅が増え、住工混在が進む中で騒音などの苦情が増えた。この取組みは、優れた技術を持つ工場が地域にあることを知ってもらい、住民と顔の見える関係を築いていこうと毎年開催しているもの。
参加企業のひとつ、(株)和興計測では同社が手掛ける液面計やフロートスイッチ、超音波を使ってスイッチが反応する仕組みなどを実際の機械に触れながら体験。そして、卓上旋盤で真鍮を削る作業などを見学した高津小5年生の小出まゆさん、白石音々子さん、佐藤明彩さんは「あっという間に削られてびっくりした」「初めて見る機械やスイッチがいっぱいで面白かった」と感想を話した。
各工場以外にも久地梅林公園では木工体験などが行われた。オープンファクトリー実行委員長の柏倉智さんは「住民との良好な共存、そして会員企業のつながりづくりのため、今後も取組みを続けていきたい」と話した。
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