現場に緊張感が走った
高津警察署が７月18日、東急電鉄と合同でテロ対策初動対応訓練を溝の口駅で実施した。２０２０年の東京五輪・パラ五輪を見据え、テロなどの凶悪犯罪に迅速な対応ができるように行われた同訓練。当日は各機関から約40人が参加した。
訓練は、犯人の男が不審物を置き去り、刃物を取り出して近くの人質をとる想定で行われた。声を荒げ、刃物を振り回す男に駅係員がさすまたで応戦すると現場は緊張感に包まれた。通報を受けて駆けつけた警察署員が３、４人で男の腕をつかみ、取り押さえ訓練は終了した。
阿部眞二署長は「犯罪対策は日々行っているが、テロなど大きな事件に対応するのは難しい。テロが予測される鉄道機関と連携し、犯人逮捕や事件の防止に尽力したい」と話した。
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