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高津区版 公開:2018年9月28日 エリアトップへ

連第一〇六三回「溝口の染色業」 高津物語

公開:2018年9月28日

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 溝口の染色業は上の紺屋―伊藤染色店と池田屋クリーニング店に代表されていた他に真っ先に触れた「千年の紺屋―清水染色店」があった。白井禄郎先生編集多摩図書館編『大山街道』に根もじり坂を上がった左の子育て地蔵の芦田家―屋号は「紺屋」で、同家の湧水利用の糸染が事の起こりという。他に野菜作りは区内第1号で、どこよりも早かった。私の記憶の中の伊藤染色店は、大山街道から見て陸の中の孤島という第1印象があり、緑の苔に囲まれ、根方十三ケ村堀の中に浮かんでいた素敵な印象がある。染色店の前の若松堂菓子店の幼稚園の同級生がいて、よく遊びに行った。若松堂の裏は、コンクリートに緑の苔蒸した水路が広がっていた。今から思えば、入屋橋を抜けて玉電の線路を潜って、雁追橋方面に流れて行ったものだった。私の郷土史研究の第1歩となった高津図書館編『高津郷土史料集』第十二篇は「関東大震災後にコンクリート造りになる前は、松材を使った樋であった。碑の長さは九米幅が1・八米で、中央に橋脚が建ててある。材料は松丸太で、樋の部分だけ角にしてある。板も松材で、5年目ごとに掛け替えした。この付近は溝口で一番低く、洪水の度に水害を受けた。昔は宗隆寺辺りから徐々に低くなって水が流れ、片町の庚申塔辺りで元の高さに戻ったが、平瀬川の水は境橋を貫流して田園都市線溝の口方面に流れていた。これにより溝の口駅方面は水浸しになり、濁流が国鉄武蔵溝ノ口方面に流れて行き、手前にあった「大衆マーケット」はもとより、その近辺の低い土地一帯が、河原の様になっていて丸屋酒店裏側一帯は、かつて「料理」と「旅館」を兼ねた店があった。
 

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