税理士・FPの高橋さんが解説「金融投資について考える」 お金のはなし
Q.最近NISAについての報道が目立ちます。
今年に入り制度が拡充されたことが原因です。最近の株高もあって、改めて株式投資に興味を持つ人が増えています。
もう一つの要因は物価高です。経済学の基礎ですが、インフレが進行するとき、相対的に現預金の価値が減少します。食材から不動産まで、物の値段が上がり続ける中、現預金のまま保有しているのは危険だ、という考え方が広まっています。
Q.既に株高が進んでいる中、これから投資を始めるのは手遅れでは?
「投資を始めるのは、始めようと思ったときが最良」という提言があります。中長期的に株価は上がると仮定すれば、始めるのに遅い時期はありません。ただし、基礎となる考え方を身につけることが大切です。個人投資家が個別銘柄投資で成果をあげることは、とても難しいです。また短期売買も勝率が低いことは有名です。以前にも本欄で紹介しましたが、インデックス投資とドルコスト平均法といった、投資対象と期間を分散し中長期で投資をするのが基本です。NISAという制度も、このような投資方法を後押ししています。
あとはともかく、余裕資金で投資をすることが大切です。現状把握と基礎知識の習得、これが済んでから実際の投資をするのが良いでしょう。
大切なのは全体最適です。いかに株式相場が上がっているとはいえ、金融投資だけですべてを解決するのではなく、主業の収入増や家計管理など、人生全体に目を配りましょう。
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