外壁の状態をドローンで調査し、診断依頼者はその場で確認する事も可能
区内を中心に外壁塗装を手掛ける池田塗装（池田聡社長）が先月上旬、「ドローン」（無人航空機）で外壁の状態を調査するサービスを開始。正確な診断が短時間で受けられる等の利便性のみならず、消費者トラブルを未然に防ぐ”秘密兵器”として期待を集めている。
近年、外壁塗装に関する消費者トラブルは増加傾向にあるともいわれており、一部の悪徳業者が「無料で建物診断ができる」といった口上で取り入り、目視だけの簡素な調査を経て、見積書の金額を裏付ける診断書や状況写真を渡さぬまま「すぐに修理した方がよい」と、過度に不安を煽り契約を迫る手口が横行。社会問題となっている。
業界イメージも「塗替え」
今回、地元企業が採用したドローンでの調査では、家主も現場に立ち会え、撮影してもらった写真をその場で確認でき、安心して業務を見守ることができる。池田塗装では、撮影した写真と調査報告書、診断結果をもとに作った見積り書を最短３日で送ってくれる。
池田社長は「家主の皆さんに、正確な情報を開示できるドローンの存在は大きい。サービスを浸透させ、塗装会社のイメージを塗り替えていきたい」と話している。
調査報告書
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