「天然資源のない日本の生きる道は、無限の可能性を秘める頭脳資源の開発しかない。KSPはそのために生まれた」―。
これは初代社長(岡崎嘉平太氏)の言葉です。創業から30年を経ても、その理念は変わりません。
日本は高い技術力を活かした大量生産で経済成長を遂げましたが、今後必要とされるのは独自技術や新産業の創出などであり、それを可能にするのが「人材」と「頭脳」という無限大の資源です。
KSPはこうした資源を掘り起こし、あらゆる可能性に挑戦しています。
交流の活性化図る
私は常々、KSPを日本企業が海外に進出したり、外国の方々がより頻繁に入ってこられる場所にしたいと考えています。色々な国の人が行き交う駅の「プラットホーム」の様なイメージです。
元々、日本は2つのものを融合する「合わせ技」を得意としてきました。今後、異国間交流などで海外諸国の価値観を受け入れつつ、日本の強みを上手く組み合わせる事ができれば新しい可能性が拓けるに違いありません。
また、この異国間交流については、川崎市が最も相応しいエリアといえるのではないでしょうか。
コリアタウンに代表されるように、他国の文化も精力的に取り入れ、長きにわたって共存してきた地域の風土は、KSPを益々発展させていく上でも重要なファクターなのです。研究開発型企業の育成やバックアップなどを手掛けるKSPには開業以来、世界各国からテナント入居が相次ぎ、この30年で当初を拠点に活躍の場を拡げていったビジネスパーソンは数知れません。「KSPスクールOB会」と呼ばれるグループも存在し、会員は600人を数えます。
今後はこうした人的財産を活かし、高津区をはじめ川崎エリアの人たちとの文化交流がより一層深まる「プラットホーム」としての役割を果たし、地域活性化に貢献していきたいと考えます。
「ぜひ気軽に利用を」
さらに近隣の方々などに於かれましては、多目的ホールでの「カラオケ大会」といった利用も大歓迎ですので、美味しいとご好評頂いているレストラン等へも気軽に足をお運び頂き、KSPをぜひ末永くご愛顧下さますようお願い申し上げます。
株式会社ケイエスピー(内田社長に聞く)
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