溝口にある大型商業施設「マルイファミリー溝口」「ノクティプラザ」を会場に明日8月24日(土)、食品ロス削減イベントが実施される。同所では今春、ゴミの分別排出とリサイクル等をより推進すべく地下の処理施設を大幅に刷新。稼働3カ月リサイクル率を劇的に改善させるなど大きな成果をあげている(本紙8月2日号・既報)。こうしたごみ処理スキルのリニューアル後、初となる今回の催し。関係者の想いは、如何に-?
「食べきり」に特典
川崎市との連携イベントとなるこのキャンペーンは「おいしく、残さず、食べきろう‼」と銘打たれ、定期的に行われている。明日8月24日(土)、ノクティプラザ、マルイファミリー溝口の「食べきり協力店」で、残さず食べきった皿をスマホなどで撮影しスタッフに提示すると、プレゼントが進呈される(先着200人)。
また各家庭で使いきれない未利用食品を持ち寄り、フードバンクという団体を通して食料支援が必要な世帯等に届ける「フードドライブ」への協力も同時に呼び掛ける。当日、該当する食品を持参すれば、これも先着200人にプレゼントが贈られる。
「廃棄も減らそう」
元々、川崎市はまだ食べられるのに捨てられてしまっている食品、いわゆる「食品ロス」の削減を積極的に推進しており、大きなウエイトを占める事業系ゴミのリサイクル率をめざましく向上させている同所の取り組みに賛辞を惜しまぬといった様子。市関係者は「ぜひ他の商業施設のモデルケースになっていってもらいたい」と、期待を込めて話している。さらに「マルイファミリー溝口」「ノクティプラザ」にとっても、この食品ロス削減は喫緊の課題と位置付けており、明日のイベント成功を切に願っている。
同所ではゴミ分別化とともに「見える化」を推し進めたところ、食べ残しはもちろん、廃棄される売れ残り食品の多さにも直面。関係者は「お客様に”全部残さず食べて頂く事”と併せ、各テナント様には”廃棄ロスを極力減らすこと”に役立てて頂くキッカケにしてもらえれば」と話し、食品ロス削減の重要性を多方面にPRする貴重な機会を前に、沢山の参加を懸命に呼び掛けている。
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