自宅で高齢者を介護している人同士の仲間づくりや情報交換の場として機能している「在宅介護者の会」(遠藤慶子代表)が、結成25周年を迎え、9月30日に高津市民館で記念講演会を実施した。
川崎市議会議長や健康福祉局長、関連団体会長など延べ200人が来場したこの日のイベント。
当日は「令和元年に”在宅介護”を見つめなおす!〜あなたの人生・あなたの選択〜」と銘打たれ、一般財団法人日本尊厳死協会理事長の岩尾總一郎氏が登壇。「日本における尊厳死の現状と課題」をテーマにレクチャーを行った。また(株)NHKエンタープライズエグゼクティブ・プロデューサーの下村幸子氏は「私がみつめた『人生をしまう時(とき)』」をテーマに講演。専門的な見地からの役立つ話の数々に、訪れた参加者は真剣な表情で耳を傾けていた。
「人生の最期」ヒントに
同会の25周年を振り返る意味合いも含まれていたこの日の催し。活動の歴史を総括しつつPRにも結び付けた遠藤代表は地域包括ケアシステムの要として 「これからの自助のあり方、共助のあり方を学んでいこう。他人事でなく自分のこととして考えることが重要」とスピーチ。「これから自分の人生の最期の描き方のヒントがそれぞれ見つけて頂けたのでは」と安堵の表情を浮かべていた。
高津区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|