外出自粛などの影響で増加する飲食店のテイクアウトを応援しようと、溝口にある「共創型シェアマーケット『ノクチラボ』」(溝口)が飲食店を対象に、販売場所を6月から1カ月限定で無料開放する。
共創型シェアマーケット「ノクチラボ」は、利用者が出店料を支払い、販売場所や設備をシェアできる施設。初期投資や家賃が抑えられ、地価が高い溝口でも出店しやすく、主に開業を検討している人が利用している。
周知しにくい立地も
同所を運営するten株式会社の代表を務める丸山佑樹さんは「飲食店がテイクアウトに切り替えて営業する中、立地などから販売しにくい店舗もある。ノクチラボとして何か協力したいと思い、販売場所提供を考えた」と、経緯を話す。
丸山さん自身も区内で2店舗の飲食店を経営する。現在、売り上げの9割をテイクアウトが占めているという。経営する2店舗のうち、1店舗は地上3階に立地。店頭に持ち帰りブースを出すなどができる路面店と比べ、2階以上や地下に位置する店舗は周知が難しいと感じている。また、居酒屋など、夜営業のみの飲食店も同様だという。
丸山さんは「飲食店は今、チラシを作ってまく余裕もない。常にさまざまな個人店が集まり商売するノクチラボが集客を担えれば。こうした状況だからこそ、皆で盛り上げ、支え合っていきたい」と話す。
現在、無料開放について既に複数の飲食店から問い合わせ受けている。
無料開放は6月1日から30日まで。期間内は何度でも出店可。ドリンク販売は不可。有人で販売できる飲食店が対象。月曜日から金曜日、午前11
時から午後11時まで(神奈川県の緊急事態措置による休業要請、営業時間短縮に準ずる)。土曜、日曜、祝日は既存店舗もあるため応相談。
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