振り込め詐欺を未然に防止したとして高津警察署(三鬼洋二署長)は、6月4日、市内在住の長門文子さん(31)に感謝状を贈った。
5月20日夕方、仕事帰りに溝口駅北口のみずほ銀行ATMに訪れ、ATM操作をしていた男性(64)に目が留まった。男性が電話を掛けながらATM操作に手間取っている様子を不審に思った長門さんは男性に声をかけ、溝口駅前交番に同行。詐欺と発覚した。
男性の話によると、区役所職員を装った人から「保険金が還付される。手続きは溝口駅北口のみずほ銀行ATMで行うので、着いたら連絡するように」と、電話がかかってきたという。
長門さんは「被害にあわれる前に助けることができ、本当に良かったです。これからも意識して生活していきたいと思います」と話した。
同署は「区内ではまだ発生していないが、給付金に関連する詐欺は増えている。留守番電話に設定し電話に出ないなど、対策を」と呼びかける。
同署によると、区内の特殊詐欺発生件数は18件、被害総額は4560万円(6月8日現在)。被害総額は前年と比べほぼ同額となる。
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