著名人が大麻所持の疑いで逮捕され、注目を集める薬物。東高津小学校で9月10日、薬物の危険を学ぶ授業が行われた。
授業を受けたのは6年生の児童181人。講師に薬物指導員協議会高津支部の支部長で保護司を務める藤原忠興さん(北見方在住)を招いた。
授業では、覚醒剤や大麻、MDMAなど、薬物の種類や使用することによる人体の影響を映像で紹介。映像を見た児童は「思ったより種類があった。少し使っただけでも危険なんだ」と、感想を話した。
藤原さんは、覚醒剤と大麻の末端価格をクイズ形式で紹介。大麻が覚せい剤より10分の1以下の価格で取引されていることに触れ、「近年は、大麻乱用者が増加している。若い人でも手に入りやすいことが要因」と話した。さらに、「薬物は1度使用すると、止められず使用する量も増えていく」と指摘。薬物の購入資金を作るため、脅しなど、さらにほかの罪を犯してしまうことを強調した。藤原さんは最後に「薬物乱用は重大な犯罪。警察が必ず捕まえます」と力強く語りかけて授業を締めくくった。
授業を受けた児童は、「自分や周りの人にも害があり、人生を壊してしまうことがある」と、真剣な表情で感想を語った。6年生の担任、内元亮太教諭は「スマホなどで子どもたちの活動範囲が広がる中、薬物に関する正しい知識を身に着けることが大事。今日の授業で身近で怖いものだと感じたと思う」と話す。
この授業は、保健学習の一環として、6年生を対象に毎年同校で行われている。今年は、新型コロナの影響により、各クラスごとに行われた。
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