神奈川県は、「生命に著しい危険が生じる恐れがある」とされる土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)の指定に向けた基礎調査結果を9月25日に公表。高津区内では、既に指定されている警戒区域(イエローゾーン)のうち、7割を超える72区域がレッド指定にされる見通しだ。
土砂災害防止法は、土砂災害の恐れがある土地を警戒区域に指定し、住民に危険を周知することなどを定めている。
区内で警戒区域に指定されるのは97区域。県は、より危険性が高い特別警戒区域の指定に向け、昨年から測量や目視での地質調査などを行ってきた。
開発に規制も
特別警戒区域に指定されると、特定の開発行為が許可制となる。このほか、建築物を建て替える際に規制がかかる場合があるという。県担当者は「現段階で住民に対処義務が生じるものではなく、あくまで危険性を周知する制度」と話す。
県は今後、川崎市への意見聴取などを行い、来年3月ごろに区域指定として公示。市は、公示後のデータを土砂災害ハザードマップに反映して、特別警戒区域を追記するという。
個別説明会を実施
調査結果については、県のホームページ「神奈川県土砂災害情報ポータルサイト」や、高津区役所などで閲覧できる。
また、個別説明会が区役所で行われる。日時は10月28日(水)と29日(木)、午前9時30分から正午、午後1時から4時。1人30分以内。事前予約制。
申し込み、問い合わせは県横浜川崎治水事務所川崎治水センター工務課急傾斜地公園班【電話】044・932・7193。
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