運動不足解消に一役
年跨ぎとなったコロナ禍に加え、2度目の緊急事態宣言の最中ということもあり、外出自粛や在宅勤務などによる慢性的な運動不足に悩む人が増える中、「ボウリング」がにわかに注目を集めている。
他プレーヤーとの接触機会が少なく、三密回避も比較的容易なのがその理由の一つ。地元にある「ムサシボウル」(川崎市高津区溝口/【電話】044・833・6211)でも、場内各所で感染症対策に万全の注意を払いながら「週2、3回の有酸素運動で免疫を高めてもらえれば」と来場を呼び掛けている。
安心の「自分専用ボール」
自粛ムードの蔓延やステイホーム、在宅ワークといった生活様式から生じる慢性的な運動不足を解消したいというニーズを背景としたこの動き。
同所では、こうした需要に応えるべく、2つのレーンにつき1台ずつ空気清浄機を設置し、貸出用シューズやハウスボールなどをアルコールスプレー等で都度都度消毒したり、スタッフの毎日検温を義務付けるなど、場内の感染症拡大防止策を徹底。さらに「とりわけ最近は『マイボール』や『マイシューズ』に関する問い合わせが急増していますね」と話すのは、支配人の下村光夫さん。「どうせなら自分専用のボールやシューズの方がカッコいいし、より安心」という、コロナ禍ならではの心境の変化が影響しているのでは、と分析している。
付加サービスも
さらに同所専属プロが吟味した「ボール」「シューズ」「バック」をセットにした販売促進に力を入れており、購入者への「ゲーム無料」や「ワンポイントアドバイス」などの付加サービスも実施。地元レジャー文化再興の礎となるため、様々なアイデアで難局を乗り切ろうとしている。
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