コロナ禍により収入が減少するなどして、日々の食事に困っている人に向けて、高津区社会福祉協議会が4月28日(水)、5日分程度の食料150人分を無料配布する。高津区民生委員児童委員協議会からの50万円の寄付を財源とし企画された。区民児協、主任児童委員部会共催。
区社協によると、新型コロナウイルスによる収入減少世帯への高津区の特例貸付は緊急小口資金、総合支援資金合わせて3009件に上った(2020年3月25日から21年2月28日時点)。相談に訪れる人の中には食料支援を求める声もあり、区社協の備蓄の一部を提供するなどしていたという。
区民児協は、苦境にある人に食料支援をしようと予算を捻出して、2月下旬に50万円を区社協に寄付した。寄付金を財源に、3者が協議を重ねて企画したという。
区民児協の竹内敬二さんは「食料に困っている人がいることはニュースなどでもよく目にしていた。しかし、区内でどれだけ必要とされているかもわからないし、こちらから声をかけるのも難しいこと。どうか必要な人の手に渡ってほしい」と話す。
配布されるのは、ご飯やカップ麺、レトルト食品、缶詰などを詰め合わせた5日分程度の食料で、女性の主任児童委員が選んだ。希望者には生理用品やベビーフード、洗剤などもある。
対象となるのは高津区内在住の先着150人。希望者は事前に【電話】044・812・5500、【FAX】044・812・3549、【メール】info@takatsukushakyo.comへ申し込む(FAXとメールは食料支援希望、名前、住所、電話番号を記載)。受付期間は4月16日(金)から26日(月)まで。
配布は4月28日午前10時から午後3時、てくのかわさき(溝口1の6の10)1階工作実習室。
「気にせず受取りを」
高津区社会福祉協議会の冨田誠会長は「社会は『お互い様』の精神で成り立っている。来づらいと思う方もいるかもしれないが、気にせずに受け取りに来てほしい」と話している。
区社協では食料支援を目的とした寄付は随時受け付けている。
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