高津市民館での集団接種初日（写真上）、接種の様子（市提供）
川崎市は75歳以上を対象とした新型コロナウイルスワクチンの集団接種を、５月11日から開始。区内では高津市民館で１４０人が接種した。（５月11日起稿）
初日は、高津市民館など５区の市民館で各１４０人の接種を実施。高津市民館で接種した75歳の男性は「息子らが予約を取ってくれて、やっと接種できた。２回目も早く済ませて、孫に会いたい」と期待を込めた。高津区危機管理担当者は「予約時間前の混雑が予想されたがスムーズだった。会場が広いのでもっと多くの人に対応できそうだ」と話した。
５月分は予約終了
市は５月30日までの間に、集団接種で約１万４０００回、個別接種で２万回の接種を見込む。集団接種の５月分はすでに予約可能枠が埋まり、受付を停止。集団接種の次回予約受付（75歳以上）は５月15日に開始、接種日は６月１日から20日まで。その後は６月５日で、当面は３週間ごとに予約を受け付ける予定。
集団接種は、川崎区と中原区は月・火曜以外、他５区は月・土曜以外に実施。全て午前９時〜午後１時／２時〜６時。
接種の予約はコールセンター【電話】０４４・２００・１０８０（土日祝日含む午前８時30分〜午後６時）へ。接種の相談は窓口【電話】０４４・２００・０７３０（土日祝日含む24時間受付）へ。
「スムーズに終えられた」
同市民館では駅から会場までに案内を掲示するほか、多言語に対応するため会場内にピクトグラムによる看板や音声翻訳機を用意するなど配慮したという。大きな混乱もなく初日を終え、同館の西村光示館長は「スムーズに初日の接種を終えることができてホッとしている。問診から接種、待機の流れの中で密になる事もなく、想定通り進めることができた。事前シミュレーションの成果ともいえる」と話した。
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