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高津高校 文・武で躍進の夏 3団体が全国大会出場

教育

掲載号:2021年7月30日号

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ペアを組む浅野さん(左)と小山さん
ペアを組む浅野さん(左)と小山さん

 川崎市立高津高等学校=久本=のソフトテニス部、書道部、視聴覚委員会が、8月から開催される全国大会に出場する。視聴覚委員会は先日行われたNHK杯全国高校放送コンテストでも4部門で出場を果たした。

10年ぶりインターハイへ

 ソフトテニス部は女子個人の部で浅野葵さん(3年)、小山珠亜(しゅあ)さん(2年)ペアが、県大会5位で同部としては10年ぶりとなるインターハイへの切符を手にした。「伝統ある部なので、私たちの代で出場を決められてうれしい」と浅野さん。声を出し、最後まで諦めずに足を使ってボールをつなぐ浅野さんと、積極的に攻めて確実に点を決めていく小山さんの連携プレーが光る同ペア。県大会では敗戦経験のある相洋高校のペアを4―2で下し、ベスト8に食い込んだ。インターハイまではサーブレシーブを強化し、基礎固めに励んできたという。

 小山さんは「先輩の最後の大会なので、自分にできることをやってチームにも良い報告ができたら」と意気込みを話す。浅野さんは「2人で組めるのも最後。1試合でも多く勝って上位に行きたい」と決意を新たにした。稲葉燎顧問は「一球一球しっかり足を運んで全力で打つ、自分たちのテニスを出し切ってほしい」とエールを送った。2人は8月3日、石川県の会場で県立岐阜商業高校と対戦する。

総文祭へ出場

 書道部と視聴覚委員会は、文化部の全国大会にあたる全国総合文化祭(総文祭)に出場。書道部の高栖凜さん(3年)は、県の総文祭で5位に入賞し2年連続で全国の舞台に。県大会はコロナ禍の11月開催で、活動時間が短く限られた時間の中だったため「入賞できると思っていなかったのですごくうれしかった」と振り返る。選んだのは清の時代の書家・何紹基(かしょうき)による漢文。行書より崩した「草書体」で43文字を書き上げた。流れのある文字が苦手だったというが先輩の書を見て憧れ、練習を重ねてきた。「揺れている中に鋭さを出すのが、一見簡単そうだけど書いてみると難しい」。1枚書き上げるのに40分ほどかかるといい、出品した作品は納得がいくまで30枚ほど書いた力作だ。作品は8月2日から6日まで会場の和歌山県で展示され、その場で入賞が発表される。高栖さんは「たくさんの作品を間近で見られるのが楽しみ」と期待を寄せる。

2大会で大舞台に

 視聴覚委員会の佐藤遥さん(3年)は、総文祭・NHK杯ともに朗読部門で出場を決めた。総文祭では「主人公と友人、対照的な2人の女性の自然な会話の中に、感情が細かく表現されている部分に魅力を感じた」と、阿川佐和子さんの小説『屋上のあるアパート』を選んだ。朗読では登場人物の気持ちになり切り、声のトーンや読み方を変えることを工夫しているという。「弟や妹が幼い頃はよく絵本を読んであげていた。今でも、相手に伝わる『読み聞かせ』を心がけている」と話す。大会に向けて「学校外の人前で朗読したことがないので緊張もあるが、精一杯心を込めて臨みたい。私らしい朗読が少しでも誰かに届いたら」と抱負を語った。朗読部門は8月4日、5日に和歌山県で行われる。

 「放送」分野で活躍4部門で全国出場

 NHK杯に4部門で出場を果たした高津高校視聴覚委員会。県大会では学校としてテレビドキュメント部門で1位、創作ラジオドラマ部門で2位に入賞。個人では朗読部門で香川はるかさん(3年)が3位、佐藤さんが6位、アナウンス部門で加来(かく)仁月(につき)さん(2年)が6位に入賞し、各部門で全国大会に出場した。

 映像作品を出品するテレビドキュメント部門では、学校行事を撮影する外部カメラマンにインタビュー。「入学から卒業まで3年間写真を撮ってくれる身近な存在。ぜひ取材したかった」と、テーマを決めた仁村和矢さん(3年)。撮影、編集をしてナレーションをつけ、規定時間内の7分半の作品に収めた。創作ラジオドラマ部門で出品したのは、部活動で新たな部長を決める様子を描いた作品。リーダーとして中心を担った増田智哉さん(3年)は、実話から着想を得たといい、当事者たちに聞き取りをした上で脚本を作り、委員会のメンバーが出演。効果音づくりにもこだわった。

 課題の5冊の本の中から好きなページを選び、読み上げる朗読部門。演劇部にも所属する香川さんは、部活動と両立させながら練習を重ねたという。「予選はデータ審査だったので録り直しもできたが、結果を聞くまでは緊張した」と振り返る。総文祭にも出場する佐藤さんは、失恋を経験した女性が新しい恋によって前を向く姿を描いた作品を選定。女性の心情を描いた箇所を「コロナ禍と重ね、今の私たちも乗り越えていけるという気持ちを込めた」と思いを語る。

次の大会見据え

 唯一の2年生の加来さんは、校内でウニを育てている科学部を取材した。何を伝えたいのか悩みながら原稿を書き上げ「聞く人に伝わるように読んだ」。今回、全国では入賞を逃したが、次に見据えるのは11月に行われる県の総文祭。「地域の話題を取り上げて、全国の人に紹介できたら」と意欲を燃やす。

書道部の高栖さんと出品した書
書道部の高栖さんと出品した書
賞状を手にする佐藤さん
賞状を手にする佐藤さん
左から加来さん、仁村さん、増田さん、香川さん
左から加来さん、仁村さん、増田さん、香川さん

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