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多世代が交流できるコミュニティスペース「みんなの森」(上作延146の19/【携帯電話】090・8949・5545)を、現役SEで二児の母でもある松田美由紀さん(37・上作延在住)が8月7日に開所させた。子どもたちが遊びながら学べる場として、キッズプログラミング教室や寺子屋、手作りワークショップなどを展開する。
同所を新設した松田さんはIT企業でシステムエンジニアとして活躍しており、すくらむ21でプログラミング体験イベントなどボランティア活動も行う。自分の得意分野を生かし、地域のさまざまな人が交流できる場をつくろうと個人事業主として開店を決めた。
10月から開講するキッズプログラミング教室は未就学児から小学生までを対象。気軽に参加してもらおうと、一般的な相場よりも低価格で提供する。自主学習を支援する小中高生向けの寺子屋は8月23日から開始する予定だ(回数券制)。
また、松田さんの「ママ友」のネットワークを生かした講師陣らのワークショップなども予定している。9月末までは土日中心のイベントと、夕方以降の駄菓子販売、ハンドメイド作品販売が主な活動となる。松田さんは9月に今の会社を退職し同事業に専念するため、10月以降は平日日中も営業時間を拡大する。
松田さんは「子どもの遊びはすべて学びにつながる。例えばテレビゲームも学びになるが、付き合い方を間違えるとトラブルが発生してしまう。それを防ぐために、知識のある大人がそばにいてあげることが必要」と指摘する。同店では今後、eスポーツの開催も検討しているという。
放課後の居場所に選択肢
松田さんは共働きのフルタイムで勤務する。小学3年生と1年生、2人の男の子の母親でもある。放課後はわくわくプラザに通わせており、迎えが遅くなってしまうこともあったという。放課後の居場所に選択肢を増やしたいというのも、事業を始めた動機の要因の一つだ。「居場所をつくることで、子どもたちが好きなことにのめりこむ時間をつくってあげたい」と自身の経験から思いを語る。
父親の影響で13歳からコンピュータやプログラミングを独学で学び、情報教育の教師を目指していた松田さん。IT企業に就職したが、今回の起業で長年の夢をかなえた。「本人が一番驚いている。でもここまでいろんな人たちが支援してくれて、続けてほしいという声をもらっている。その声に応えたい」と声を弾ませた。
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5月3日