溝口神社(鈴木敬一宮司)で9月11日(土)と12日(日)に執り行われる「例大祭」。新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言下、昨年同様、規模を縮小する形で開催される。
コロナ下、状況一変
秋の風物詩として親しまれている溝口神社の例大祭。今年も9月11日(土)に「宵宮祭」、12日(日)には「例祭」が行われる。
このうち、宵宮祭では毎回長蛇の列ができる程の人気を誇る「お楽しみ抽選会」、例祭では神霊を神輿に移す「神幸祭」が執り行われ、宮神輿が約8時間をかけて地域の平穏無事の感謝と今後の繁栄などを祈願しながら各地を巡行するのが通例となっていた。しかし、猛威をふるう新型コロナウイルス感染拡大の影響で、状況が一変。昨年に続き「大抽選会」「宮神輿渡御」に加え、「奉納演奏」や出店も中止に。両日ともに関係者による祭典のみ斎行。各方面のリーダー役を務める区民らが参列し、地域の安穏などを祈願する。
「来年こそ、本来の形で」
一説によると戦前までの同神社のお祭りは、地元小学校も休校となり、生徒全員が参詣する地元屈指の一大行事と伝えられており、戦後の混乱期に一時、簡素化したものの「地元住民の協力を得て年々賑わいを取り戻した」とされている。
2年続けての規模縮小について鈴木宮司は「来年こそは、本来の形式で例大祭が執り行える事、また感染症拡大の収束を願って祈念も行う。日頃からの皆さんの協力で(苦境を)乗り越えていければ」と話している。
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