神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
高津区版 公開:2021年10月15日 エリアトップへ

平瀬川 水位上昇に「警告灯」 東日本台風受け、区が導入

社会

公開:2021年10月15日

  • X
  • LINE
  • hatena
久地歯科保健センター(写真左端)の3階ベランダに設置された警告灯 =高津区提供=
久地歯科保健センター(写真左端)の3階ベランダに設置された警告灯 =高津区提供=

 久地2丁目付近の平瀬川下流部の水位上昇を注意喚起する警告灯が10月9日「久地歯科保健センター」(久地2の15の16)に設置された。令和元年東日本台風で被害を受けた同地域への防災対策として高津区が導入した。

 令和元年東日本台風では、多摩川と平瀬川の合流地点が越水し、同地域は甚大な浸水被害を受けた。2階まで床上浸水した住宅もあり、付近ではマンション1階の水没で男性1人が亡くなった。

 川崎市は災害時、防災無線のほかメール配信、SNSなどで情報提供を行っているが、高津区では独自に新たな対策を検討。情報伝達のための手段として用いられたのが警告灯による注意喚起だった。区危機管理担当の高木克之課長は「どれほどの効果があるかまだわからないが、警告灯により身に危険が迫っていることを知ってもらいたい」と話す。

 警告灯は久地歯科保健センター3階のベランダに設置。平瀬川の水位が避難判断水位(4m)に達したとき、今後の雨量などを考慮して職員が点灯する。スピーカーとサイレンも搭載されており、光と音で呼び掛ける。10月21日には、平瀬橋の防犯灯にも同様の回転灯が付けられる予定。

 久地第2町会の栗田栄治会長は「地域からは防災無線の音が聞こえないという声も多かったので、ライトで注意喚起してくれるのはありがたい」と期待を込めた。同担当・高木課長は「今回は緊急的な対策であり、これで終わりではない。地域の声を聞き、改善できれば」と話した。

写真のたなかや

ひと味ちがう写真はプロにお任せ

044-822-3466

<PR>

高津区版のトップニュース最新6

「駅舎」「踏切」改善を

南武線久地駅

「駅舎」「踏切」改善を

有志の署名活動、3年目へ

5月3日

地域の健康支え、20年

元気な高津をつくる会

地域の健康支え、20年

風物詩「つどい」は5月12日

5月3日

溝口神社で「こどもフェス」

4月29日

溝口神社で「こどもフェス」

SDGs関連の試みも

4月26日

飛鳥時代の倉庫復元

橘樹官衙遺跡群

飛鳥時代の倉庫復元

「歴史公園」来月オープン

4月26日

市制100年で1万発に

多摩川花火大会

市制100年で1万発に

今年の開催概要決まる

4月19日

「おいしさの技術」に迫る

県立川崎図書館

「おいしさの技術」に迫る

「食」テーマの企画展、話題に

4月19日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月20日0:00更新

  • 4月15日0:00更新

  • 4月8日0:00更新

高津区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

高津区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月8日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook