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区内有志「減災ガールズ」 災害時も日常の食事を 企業と「調理ジッパー」開発

コミュニティ社会

掲載号:2021年11月12日号

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完成したジッパーで料理を再現するメンバー
完成したジッパーで料理を再現するメンバー

 高津区内を拠点に活動する「溝の口減災ガールズ」が協力し開発された「減災レシピジッパー」がこのほど完成した。日常でやっていることを災害時に役立てるという同団体の理念も反映されている。

 減災レシピジッパーは、食材を入れて湯煎するだけで料理ができあがるジッパーバッグ。袋自体にイラスト入りでレシピが書いてあり、簡単な工程で調理できる。開発したのはジッパーバッグを中心に日用雑貨品の開発や販売を行う(株)ショーエイコーポレーション=東京都。(一社)防災安全協会に所属し日用雑貨品の防災、減災への活用を進める同社が、溝の口減災ガールズ(山本詩野代表=人物風土記で紹介)に依頼し、共同での開発に至った。

 溝の口減災ガールズは、溝口周辺に住む女性たちで構成され、災害によって起こる被害を少しでも減らすための備えを意味する「減災」の意識を広めようと、2016年から活動している。今回、主にレシピ開発を担当。同社から災害時を含め、どんな時でも誰でも利用できるようにとレトルト品を使うことも要望され、20品ほどメニュー出しをし、両者で試作や実験を重ねた。最終的に主食3種と主食・主菜・デザート1種ずつの2つのパッケージが完成した。

 山本代表は「こういう発想で簡単にごはんが作れるんだ、ということを感じてほしい。普段やっていることがいざという時そのまま役立つとわかれば、過剰な不安がなくせるのでは」と期待する。同社担当者の千葉愛実(まなみ)さんは「実験にも参加させてもらい、メニューはもちろん、災害時に必要な知識なども教えてもらえて有意義だった」と振り返った。

日常を「いざ」に

 熊本地震で被災した知人との交流から、食べ慣れた味が体と心を癒すことを学び、缶詰などの常備品を普段から消費しながら備蓄するローリングストックの考え方も取り入れ、「日常をいざという時の力にする」必要性を広めている山本さん。「体験できれば『自分ごと』になる。その気づきにつながれば」と話す。

イラスト付きのレシピが記載されたバッグ
イラスト付きのレシピが記載されたバッグ

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