溝口に募集案内所を構える、防衛省・自衛隊神奈川地方協力本部(横浜市中区)。本部長に、平井克英1等海佐がこのほど着任した。同本部の役割について話を聞いた。
同本部は県内における自衛隊窓口。主には自衛官の募集・採用、自衛隊の広報、予備自衛官等の管理、退職自衛官の再就職援護が主な役割だ。
SNSで情報発信
特に力を入れているのは自衛官の募集・採用。平井本部長は県内各地に基地があることやメディアで取り上げられることも多く、「自衛隊自体は認知されている」と話す一方、「職業の選択肢として考えると、自衛隊の認知度は非常に低い」と課題を説明する。そこで同本部が若年層に向けて取り組んでいるのがSNSを使った広報だ。
ツイッター(@kanagawa_pco)では、1日に複数回ツイートしており、国防に関することから食事のメニューまで内容もさまざま。3万5千人のフォロワーがいる人気ぶりだ。また、インスタグラム(kanagawa_pco)でも情報を発信している。
平井本部長は「まずは自衛隊を身近に感じて頂く努力をしたい」と話し、「様々な職業がある中で、自衛隊も含めて検討してもらえたら」と意気込む。
「大儀ある仕事」
安全保障環境は厳しさを増し、災害対応など自衛隊に求められる役割は大きいと平井本部長。「国を守る仕事は誰かがやらなければならない。それを自分がやるという自負と大義がある仕事」と話し、今後も自衛官の募集・採用に取り組んでいくと話している。
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