地域を学ぶことなどを目的に、定期的に実施されている「郷土川崎を知る勉強会」が2月19日、高津区にほど近い「影向寺」(宮前区野川本町)で開かれた。
川崎市内の歴史的遺産などを訪れ、それぞれのジャンルで活躍する偉人等の講話を聴く事で地元への愛着を再確認しようというこの企画。今月5日には「杉山神社」(高津区末長)でも行われ、同所・金子善光宮司の話が参加者たちの興味や関心を誘っていた(本紙2月11日号・既報)。
27回目の企画
同会にとって27回目となる勉強会として、影向寺が会場となったこの日の企画。参加者は、本尊の薬師如来座像の中にあったといわれ、昨年マスコミ等にも幾度となく取り上げられた「胎内仏」などを見学した後、執事の加藤虔裕(けんゆう)さんの講話を拝聴。今年の正月にも一般公開された「胎内仏」などに関する興味深い話の数々に、真剣な表情で耳を傾けていた。
区内末長在住で同会代表を務める小林保浩さんは今回の勉強会を振り返り「講師の加藤虔裕先生は、87歳ですが弥勒さまの様であり、仏像の様な表情と温かみのある人柄、さらに流れるような話しぶりに一同感動しました」とコメント。さらに「影向寺の薬師如来座像を国宝復活させよう」という動きが広がりをみせつつあるともいわれる中「(2年後の)川崎市制100周年の折に、国宝指定のニュースを全国に発信してもらいたいですね」などといった願望を述べていた。
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