川崎市はこのほど、より便利で快適な区役所出張所の窓口サービス提供に向けた機能再編の実施内容を発表した。高津区では、橘出張所(河野賢一所長)のエレベーター設置や窓口の一本化などを順次進め行政サービスの拡充を目指す。
川崎市はこれまで、行政窓口について市民満足度の高いサービス提供を目標に掲げ、職員のサービス意識の向上や窓口混雑緩和への取り組み、業務取扱い範囲の拡大などの取り組みを行っている。
市は、さらなるサービス向上に向け、区役所や出張所、行政サービスコーナーなどの窓口の機能と役割を見直し、市民にとってより分かりやすい窓口サービスの提供を目的とした「区役所と支所・出張所等の窓口サービス機能再編実施方針」を平成21年3月に策定。この方針を受けて機能再編内容と実施予定を固めた。
橘出張所では、出張所における区民活動の支援充実を図ることを目的に、活動支援コーナーとして会議室、作業コーナー、フリースペース、情報コーナーの整備等を行い、バリアフリー化を促進するためエレベーターの設置を平成23年度から順次実施する。平成24年1月には、保健福祉センター等を同時利用する割合の高い戸籍の届出や住所変更受付窓口を、同センターと併設する高津区役所に集約。窓口を移した出張所の空スペースに支援コーナーを設置する。利用頻度の高い各種証明書は引き続き出張所で発行する。
今後は地域での説明会や広報を経た後、10月以降順次、快適化に向けたリフォームを実施していく予定になっている。河野所長は「住民票発行などは従来通り出張所で行います。効率化を図った後、地域活動を支援する出張所へと生まれ変わります」と話している。
|
<PR>
高津区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|