こども相談窓口 カード16,000枚を配布 相談先など記載 今月中旬から区内の小中学校に
高津区では、児童や生徒からの相談を受け付ける「こども相談窓口」の周知を図るために窓口の連絡先などが記載されたカードを作成、今月中旬から区内の公立小中学校を通じて児童生徒に配布する。保護者や学校に相談できない悩みを解決するのが狙い。
高津区役所こども支援室では現在、平日の午前8時半から午後5時までこども相談窓口を設置、子ども教育相談員、家庭相談員、保健師の3人が子育てや子どもの生活・成長、学校に関することなど様々な相談に応じている。
同支援室によると、平成21年度に寄せられた相談件数は350件。そのうちいじめや不登校に関するものが105件あった。ほとんどが保護者を通じての相談で、児童や生徒が直接相談したケースは1割程度だったことから「悩みを誰にも相談できない子どもたちにもっと窓口の存在を知ってもらい、受け皿になれば」と今回カードを作成したという。「子どもからの相談は不登校や家庭の問題に関する悩みで、話だけでも聞いてほしいという声もありました。学校や友達、家族のことなどひとりで悩まずに電話をしてほしい」と担当者は話している。
カードは5cm×8cmの大きさで、生徒手帳にも入れられるサイズ。窓口の連絡先や受付時間のほか「24時間いじめ相談ダイヤル」「川崎市児童虐待防止センター」の連絡先が記載されている。区内公立小中学校(20校)の全児童生徒分16000枚を作成し、4月中旬から各学校を通じて配布する予定。相談窓口の情報は子育て全般に関するサイト「ホッとこそだてたかつ」でも検索・閲覧できる。
こども相談窓口は(【電話】044・861・3259)、カードの問い合わせは区こども支援室(【電話】044・861・3329)へ。
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5月3日