高津区子ども会 60周年記念誌が完成 「歴史知り、未来想う内容」
高津区内の子ども会が加盟する高津区子ども会連合会(新井久三会長)が今年、発足から60周年を迎えた。今月22日に開かれる記念式典に合わせ記念誌を作ろうと、文化広報委員会を中心とする有志が、1年前から会議を重ね今月完成した。
30周年以降、10年ごとの節目に作られてきた記念誌だが、子ども会の数や人数も減り60周年は何もしないという地区もある中、「子ども会の活動を知ってもらう良い機会。後輩たちのためにも貴重な資料として残せる」(新井さん)と刊行を決めた。
子ども会の広報物などを作る文化広報委員会のメンバーを中心に約1年前に記念誌部会を設置。参加するメンバーがアイデアを出し合い、夜遅くまで会議が続くこともあったという。内容にこだわった為、式典間近にようやく完成した。新井さんは「(高津区子ども会の)歴史と現在を知り、未来を想像するような内容になった。児童が描いた表紙もきれいでしょ」とぎりぎりまで校正を重ねた記念誌を手に笑顔で話した。
記念誌は600部作られ、式典で配布されるほか資料用として保存される。
31団体、5800人が加盟
高津区こども会連合会には、高津地区(石橋明彦会長・16団体)、橘地区(新井久三会長・15団体)合わせて31団体、約5800人の親子が加盟している。昭和27年に川崎市子ども会連盟の高津支部として発足し、今年60周年の節目の年を迎えた。昭和57年の宮前区との分区以降は、現在の高津地区・橘地区の2地区で構成されている。
地域ごとにドッジボールや少年野球などのスポーツ交流や作品展などの文化交流を図るほか、高津区民祭や橘ふるさと祭りなどに毎年参加している。また、同連合会が運営し夏休みに多摩川でどろ舟レースなどを行う高津区子どもフェアは例年2000人以上の親子が参加する一大イベントになっている。
新井さんは子ども会の歴史と活動を振り返り「今まで携わってきた方たちが築いてきた地域づくり人間関係作りに感謝したい。時代が変わり子どもたちの生活様式も変わったが、子ども同士が交流する子ども会が永遠に続くことを祈っています」と語った。
10月22日(土)に記念式典
60周年の記念式典は今月22日、11時からホテルKSPで開催される。ボランティアで参加する小学生によるキッズダンスやおやじバンドのコンサートなどが企画されている。
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5月3日