お散歩コンサート 感動とともに100回 歌唱指導は古渡智江さん
お散歩に出かけるような気軽な気持ちで音楽に触れ、楽しんでほしい-。そんな想いを込めて平成7年5月に始まった入場無料のお散歩コンサートが来月14日(土)、100回目を迎える。参加者全員で歌い、感動を分かち合うコンサートの第1回目から歌唱指導を行うのは高津区在住の歌手・古渡智江さん。
お散歩コンサートは当初、主に地域の小中学生やその保護者を対象にスタートした。奇数月の第2土曜日を中心に年5〜6回開かれ、各学校からは児童・生徒のコーラスグループも出演するようになった。
初めは50〜60人ほどだった来場者も今では250〜300人を数える。子どもから大人までが気軽に音楽を楽しめる企画には次第に50〜70歳代の女性の参加が増え、リピーターも数多い。
参加者が皆で歌うスタイルが特徴のひとつ。参加者全員に歌詞が配られ、古渡さんの指導のもと、時にはステージに上がり明るく大声で一緒に歌う。実行委員会会長の吉浜富喜さんによると「普段あまり声を出していない人に『楽しかった』と言ってもらえる」という。
初めは小さかった声も、古渡さんの雰囲気づくりによって徐々に大きくなり、終了時には、参加者同士が一緒にやり遂げた達成感から大きな拍手が起こる。
99回開催時の参加者からは「元気をいただけて嬉しい」「ふるさとを歌っていたら、震災で故郷をなくした方々を思い出し涙した」などの感想が寄せられた。
古渡さんは「皆に喜んでいただき100回まで開催できた。今後も続けていければ」と話している。
第100回お散歩コンサートの開催日時は来月14日(土)午後2時〜4時。会場は川崎市教育文化会館6階・大会議室。事前申込み不要。曲目は、花の街、乾杯、アンパンマンのマーチなどを予定している。
なお実行委員会では3月10日(土)の101回も節目の開催と位置づけており、「より多くの人にご参加いただきたい」(吉浜さん)と企画を考案中だ。101回記念コンサートは同会館・大ホールで午後1時〜4時に開催される。
窓口はお散歩コンサート実行委員会事務局(【電話】044・233・6361/同館内)。
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4月26日