市北部で"科学脳"育成へ 地域の技術者、研究者らが特別講座
近隣に住む技術者や研究者らが、子どもたちに講座を通じて「ものづくり」の楽しさを教える「川崎北部少年少女発明クラブ」が始動した。大学や文化施設が点在する市北部の拠点として、世界に誇れる”科学脳”を育むという。
同クラブは全国的な活動を展開する「社団法人発明協会」の下部組織として発足した。現在、全国に206のクラブを置く同協会は、明治37年に設立。
小学生や中学生の創造性を育成することを目的に、講座などを定期的に行ってきた。
子どもたちは講座で「発明品」を生み出す。近隣に住む技術者や研究者などがボランティアで、子どもたちの「発明」を見守り、机上の学習では中々得られないものづくりの楽しさを伝える。
同クラブの会長に就任した安村通晃氏(慶應義塾大学教授)は「将来、日本が様々な困難に立ち向かうためには子どもたちの”発明力”が重要な鍵となる。このクラブでものづくりの楽しさに触れ、未来を切り開く自由な発想を育んでもらえれば」と話している。現在同クラブでは、全国工業高等学校長協会事務局次長の瀧上文雄氏を運営委員長、麻生総合病院の菅泰博医師を事務局長に、4月からの講座実施に向け準備を進めている。
麻生区に校舎を構える昭和音楽大学や地元企業などにも協力を呼びかけ、地域に根ざした活動を展開していくという。
参加者・指導員を募集
同クラブは麻生区・多摩区・宮前区・高津区の小学3年生〜中学生を対象に、参加者を募集している。講座は今年4月から月に1回程度開催する。定員は100人前後を予定。入会希望者は葉書に住所・氏名・学年・電話番号を明記の上、〒215─0021川崎市麻生区上麻生6の25の1麻生総合病院事務局長室内「川崎北部少年少女発明クラブ事務局」まで応募を。2月末日必着。応募者多数の場合は抽選。
ボランティア指導員や事務ボランティアも随時募集。各産業分野の経験者で、自身のスキルを子どもたちのために活かしたいという人は同事務局まで応募を。
募集に関する問い合わせはメールhatumei-club@xqb.biglobe.ne.jpでのみ受け付ける。
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4月26日