農業が盛んな高津の橘地区。このエリアの農産物を中心に扱い、食を通じた地域交流の場をめざす八百屋・カフェ「メサ・グランデ」が4月で1周年を迎える。
スペイン語で「大きなテーブル」を意味する「メサ・グランデ」は、昨年4月1日にJR南武線「武蔵新城駅」そば(中原区新城5の2の13)にオープンした。運営するのは高津区の「たちばな農のあるまちづくり推進事業」に携わるNPO法人ぐらす・かわさき。
店頭で販売しているのは、地元・橘地区の農家が手間ひまかけて育てた野菜が中心だ。露地栽培されている橘地区の野菜は少量多品種。スーパーのような品揃えはないが、季節感にあふれ、地元の旬を感じることができる。
また、お弁当やお惣菜の販売、ランチで地元野菜の食べ方も発信している。日替わりで登場する献立を考えるのは、ベテラン主婦のスタッフたち。野菜を主役に、一般的な家庭のレシピをアレンジしたメニューを提供している。
店長の佐藤ゆき恵さんは「農家さんや地域の方々が温かく支えてくれた感謝の1年。野菜は土地の財産。この土地ならではのものを媒体として、地域の交流を図りたい」と話す。
また、同店では「家庭科カフェ」という貸しキッチン事業や飲食店開業の起業支援としてお店を貸し出す「ワンデイシェフ」事業も展開している。
「より楽しくて、面白い場になっていきますので、期待してください」と佐藤さん。1周年を迎え、リニューアルも予定しており、ワンデイシェフ事業や八百屋事業の強化も視野に入れているという。
(問)【電話】044・872・9795【URL】http://mesa-grande.blogspot.jp/
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