防災を通じた交流を推進するNPO法人「ママプラグ」と川崎市男女共同参画センター(すくらむ21)は17日、同センターで、子育てに励む保護者を対象にした「高津区親子防災ピクニック」を開催した。地域の自治会と連携して実施するのは今回が初めて。
防災ピクニックとは、親子でピクニックなどを楽しみながら防災術を身に付ける取り組み。子育て中で地域の避難訓練に参加できない親などに向け、同NPOが防災力向上を目的に推進している。
12月までの全3回にわたり、坂戸日商自治会、坂戸住宅自治会、東末長町内会、末長中町町会が取り組む「東高津中学校避難所運営会議」と連携。NPO、自治会、行政の連携での開催は初となる。
参加者は非常食の試食、防災グッズの試用をはじめ、親子での自主防災訓練などを体験する。初日のこの日は親子10組が参加。幼い子どもを連れた母親らが防災の知識を学んだ。また防災バッグを実際に背負って重さを体感したほか、非常食の温め方なども習った。
生後8カ月の娘を連れて参加した下作延在住の宇津久美子さんは「中3のとき、大阪で阪神淡路大震災を経験した。今日の講座を通じて、改めて防災の大切さを実感した」と話していた。同NPOのロー紀子代表は「地域の方々から避難所の運営について学べて良かった。今後もたくさんの方に参加してほしい」と語った。
ママプラグとすくらむ21は11月10日(日)、街を歩きながら避難経路上の危険な場所の確認や東高津中学校での避難所体験を実施。また12月7日(土)は、末長東公園で自主防災訓練を開催する。参加申し込み、問い合わせは同NPO(【携帯電話】070・5555・6615)へ。
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