景観から大山街道の魅力を高めようと、大山街道アクションフォーラム運営委員会(関口能長委員長)が制作する太鼓幕(日除け暖簾)が完成し、2月22日の大山街道フェスタで披露される。設置場所は大山街道沿いの店舗、施設の6カ所。
設置は飯島商店、大亀工務店、はかりの田中屋、大山街道ふるさと館、橋場商店、セキユウ工務店の軒先。サイズは大きいもので高さ3m、幅1・5mになる。「ほかの街並みと違う、大山街道独自の仕掛けをしたかった」という関口委員長。昨年4月から同運営委員会が主体で進めてきた。
江戸時代、大山詣でへの道や東京と神奈川を結ぶ輸送路だった大山街道。溝口や二子新地は宿場町として栄えた歴史がある。歴史的建築物が残る街道での、風情を感じさせる景観づくりに選んだものが、ビルにも馴染む太鼓幕だった。
設置方法を学ぶため8月に川越(埼玉県)を視察。10月にデザインを検討するワークショップを開催。参加した明治大学の学生や地域住民が各店主を取材し、店舗の歴史や特徴を表す太鼓幕をデザインした。
関口委員長は「住民が住んで良かった、訪れる人にまた来たいと思ってもらえるように。街への興味を持ってもらえれば」と話す。
同フォーラムは、大山街道界隈の活性化を目的に2009年に策定された「大山街道マスタープラン」を進めるため、地域住民と行政が連携し活動している。
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