川崎市議会議員選挙の投開票が4月12日に行われた。定数9に15人が立候補し、市内屈指の激戦となった高津区では、自民党が3議席、共産党が2議席と、前回より1議席ずつ増やした。民主党、公明党は2議席を確保した。新人、元職4氏が当選し、現職は2氏が落選した。
候補者乱立で政党に有利な選挙戦だった。自民党は青木功雄氏が3期連続でトップ当選、2位に大島明氏がつけた。さらに新人の齋藤伸志氏が接戦を制し、僅差で初当選した。
青木氏は「期待の大きさが形になっていると思う。身を引き締めて3期目を頑張りたい」と話した。
共産党は8年ぶりに2議席目を「奪還」した。政党別にみると、前回選挙から票を伸ばしたのは共産党のみ。公明党は岡村テル子氏の後継の春孝明氏が初当選。民主党は元職の堀添健氏が返り咲きを果たして、2議席を確保した。
一方で政党から離脱した現職の2氏が議席を失った。前回選挙でみんなの党の追い風を受け2位得票だった小川顕正氏と、民主党を離党した粕谷葉子氏は及ばなかった。
投票率は過去最低市内唯一4割切る
投票率は、前回より4・9ポイント低い39・1%で、過去最低を更新。前回市議選と同様に市内で最も低い投票率となった。川崎市全体では41・98%で前回選挙より4・13ポイント低下。4割を切ったのは市内で高津区のみだった。投票所別にみると、最も投票率が高かったのは東高津老人いこいの家で39・16%、最も低かったのは新作小学校で25・81%だった。=中面に関連記事
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