高津地区少年消防クラブ 栄誉の総務大臣賞 県で唯一の受賞
「高津地区少年消防クラブ」が、2015年度の「特に優良な少年消防クラブ」として総務大臣賞を受賞した。3月25日に開催された表彰式に参加し、活動の継続年数や回数などが評価され、県で唯一の栄誉を得た。
同クラブは、子どもの頃から火災予防に関する体験を通して正しい防火知識を身につけ、規律正しい子どもに育つことを目的に活動している。15年度は小学校高学年30人で結成し、消火訓練の体験や、米海軍横須賀基地の見学など、年5回の活動を行った。
13年度には「優良な少年消防クラブ」として消防庁長官賞を受賞したが、総務大臣賞の受賞は初めて。総務大臣賞は、過去に消防庁長官賞を受賞し、直近の6年間で毎年5回以上の活動を継続しているクラブが受賞対象となる。全国の4493クラブ(15年5月1日現在)のうち、15年度の対象となったのは28団体で、同クラブは神奈川県から唯一の選出となった。
先月25日には、東京・半蔵門のホテルグランドアーク半蔵門で表彰の式典が開催された。小学6年生のメンバー5人が参加し、表彰旗とトロフィーを受領した。
その後、高津消防署で受賞の報告会が開催された。学校行事の都合で出席したメンバーは9人だったが、越谷成一署長や高津消防団の河原金藏団長らに総務大臣賞受賞の喜びを伝えた。
報告会で、河原団長は「国からの賞はなかなかもらえるものではない。これからも消防のことを勉強して、色々な人に命の大切さを伝えてもらいたい」とメンバーに呼びかけた。
また、越谷署長はクラブに向けて感謝状を授与。「一生懸命活動してきたことが評価された。これからも防火の意識を忘れないでほしい」とエールを送った。
15年度のリーダーを務めた戸張里奈さん(12)は、「消火訓練での放水体験や、横須賀基地で見た大きな消防車が印象に残っている」と笑顔で振り返った。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
5月3日