区内の中学生からなる「高津ジュニアハイスクール(JHS)消防隊」が、8月3日から5日に宮城県南三陸町で開催された全国大会「少年消防クラブ交流会」(主催・消防庁)に出場し、総合5位で入賞を果たした。同隊の入賞は2年連続。選手たちのひたむきな姿勢と、消防署・消防団による指導が結実した。
出場したのは市立西高津中学校3年生の、泉颯人(はやと)君(リーダー)、浅川裕崇(ひろたか)君、篠崎一輝君、南陽輝(はるき)君、八木快斗君、渡部雄太君の6人。サッカー部や陸上部に所属しているメンバーで構成された。
同大会には全国の43少年消防クラブが出場。消防器具を用いて課題をクリアしながら走る対抗リレーと、障害を越えながらホースを延ばしていく障害物競走が実施される。
7月29日に西高津中で訓練が行われ、6人はリーダーの泉君を筆頭に積極的に取り組んだ。タイムを縮めるため、高津消防団の河原金藏団長らの指導を受けながら、消防器具の使い方を何度も確認した。河原団長は「ヒントを与えると自分たちで工夫しながら取り組んでいて素晴らしい」と目を細め、浅川君も大会に向けて「指導してくれた方々のためにも頑張りたい」と意気込んでいた。
大会では6人が団結。ミスが出る場面もあったが、気持ちを切り替えて走り抜け、総合5位入賞を果たした。他にも、南三陸町の東日本大震災の爪痕を見たり、全国のクラブとの親睦を深めたという。
泉君は「優勝できなくて悔しかったが、被災地を実際に見て、自分たちにもできることがあると感じた。皆さんに教わったことを忘れず、災害に備えていきたい」と話した。
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