殺陣剣術道場の魂刀流志伎会川崎道場に所属する区内在住の戸沼源友君(8)と中村彰太郎君(15)が、8月19日まで台湾東北部の宜蘭県で行われる「宜蘭国際こどもフェスティバル」に日本代表として参加する。日本の伝統芸能である立廻剣術の披露に向け、二人は稽古を重ねている。
宜蘭国際こどもフェスティバル(宜蘭国際童玩芸術節)は世界24カ国の子どもが参加し、各国の民族舞踊や伝統芸能を披露するイベント。ユネスコ諮問機関からアジア唯一の「国際児童民俗芸術祭」に認定されている。
魂刀流志伎会がこの芸術祭に招待されたのは初。昨年12月に参加が決まり、全国の道場から16人の子どもたちが選ばれた。
川崎道場に通う戸沼君は梶ヶ谷小学校3年生。同会代表を務める父、智貴さん(42)の影響で4歳から立廻剣術を習い始めた。中村君は高津中学校3年生。小学5年生の時に立廻剣術を体験し、今では趣味の映画撮影にも殺陣を取り入れる。
同会は里見八犬伝をモチーフにした剣舞や忍者、甲冑を着た侍の姿などで10演目を披露する。「お客さんも一緒に楽しめるような演武を」と意気込む戸沼君と、「海外で演技を披露するのは名誉なこと。迫力を伝えるためにも全力で取り組みたい」と話す中村君。同会代表の戸沼さんは「日本で培われてきた民俗芸能文化を誇りをもって表現し、世界に伝え、みんなで一緒に笑顔になることが目的。ベストを出し切る演武を披露できれば」と意気込みを語る。
2人は8月3日から12日まで台湾で演武する。
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