神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
高津区版 公開:2020年1月10日 エリアトップへ

「未来の高津」実現に向けて 高梨区長が抱負語る

政治

公開:2020年1月10日

  • X
  • LINE
  • hatena
取材に答える高梨区長
取材に答える高梨区長

 本紙では元旦号の市長インタビューに続き、高津区の高梨憲爾区長に区政の現状や展望を聞いた。高梨区長は昨年を振り返ると共に今年の抱負などを語った。(聞き手/本紙・室野 義之)

 ―まずは昨年の所感などをお聞かせ下さい。

 最大の出来事は、台風第19号の襲来です。高津区においても甚大な被害が発生しました。災害対応では、刻々と状況が変化する中、マニュアルを過信せず、情報を分析して最善の手法を取るように心がけました。「命を守る防災」に取り組む一方で、お一人がお亡くなりになったことは悔やみきれません。

 ―そのような中でも高梨区長が重点的に取り組んできた区政運営施策は進捗しているように感じました。

 防災面では、「土のうステーション」3か所を他区に先駆けて整備しました。台風襲来時には、多くの方が利用されました。また、ダンスを通じて地元への愛着やまちの賑わいを創出しようと、ダンスフェスタの準備を進めてきました。1月19日に高津市民館で「ダンス!ダンス!たかつ2020」を開催します。

 ―今年の「テーマ」を簡潔なキーワードで教えて下さい。

 魅力あるまちづくりを進めていくためには、目の前の課題を解決していくだけでなく、「5年後、10年後に、自分が暮らす地域がどうあって欲しいのか」、未来のまちの姿を考えていくことが、とても大切なことであると思っています。今年は、テーマに「未来をつくろう」を掲げ、区民の皆さまがみんなで「未来の高津」の姿を描き、その実現に向けて自分たちでできることを考え、実行に移していく、そうした環境をつくっていきたいと思います。

 ―今年、一層注力する区政運営方針施策と新年の抱負を語って下さい。

 「未来づくり」に向けては、区民の皆さまが、地域について学び、未来について考え、自分とは立場の違う人たちの話を聞き、また自分の思いや考えを伝えあうことのできる機会や場づくりを進めていきます。

 防災の面では、昨年の災害対応の検証を行い、避難誘導、避難所運営などの改善を図るほか、区民の皆さまへの防災知識の普及や区本部体制の強化に努めます。

 地域包括ケアシステムでは、マンション内のユニークな取組や好事例を収集し広く発信することで、「マンションにおけるつながりづくり」を応援します。また、高津区社会福祉協議会と連携し、健康体操の普及や高齢者の社会参加を促進し、健康寿命の延伸と生きがいづくりを進めていきます。

 パラムーブメントの面では、多様な方たちが垣根なく混じり合う「インクルーシブな社会」を目指します。障害者スポーツの普及や多様な方が参加するダンスフェスタなどの取組を進めます。

 大山街道が元気です。「カレーフェスタ」や「ハシゴめし」には多くの来場者がありました。担い手のさらなる発掘のほか、大山街道のつながりを広げて、地域の皆さまの取組にはずみをつけたいと思います。

 昨年は事件や災害など暗い話題も多かった年でした。今年は明るい話題の多い1年に、未来を明るいものにする1年にしたいと思います。

高津区版のトップニュース最新6

溝口神社で「こどもフェス」

4月29日

溝口神社で「こどもフェス」

SDGs関連の試みも

4月26日

飛鳥時代の倉庫復元

橘樹官衙遺跡群

飛鳥時代の倉庫復元

「歴史公園」来月オープン

4月26日

市制100年で1万発に

多摩川花火大会

市制100年で1万発に

今年の開催概要決まる

4月19日

「おいしさの技術」に迫る

県立川崎図書館

「おいしさの技術」に迫る

「食」テーマの企画展、話題に

4月19日

「川崎の町名」改訂版発行

日本地名研究所

「川崎の町名」改訂版発行

新たな「由来」などを反映

4月12日

「しあわせ職場賞」に喜び

久地「日本理化学工業」

「しあわせ職場賞」に喜び

障害者の働き甲斐、支援

4月12日

あっとほーむデスク

  • 5月20日0:00更新

  • 4月15日0:00更新

  • 4月8日0:00更新

高津区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

高津区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月30日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook