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高津区版 公開:2020年7月10日 エリアトップへ

区内花火師有志 コロナ禍も「上向いて」  多摩川で5分間打ち上げ

文化

公開:2020年7月10日

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過去の点火祭
過去の点火祭

 コロナ禍に見舞われる地域を元気づけようと、上作延在住の花火師、谷古宇正啓さんら有志が7月25日(土)、多摩川河川敷で花火を打ち上げる。密集を避けるため、会場は非公開で5分程度を予定。谷古宇さんは「少しでも明るい気持ちになってもらえたら」と話す。

 谷古宇さんは、東京で花火の打ち上げ、企画運営を行う(有)花火企画夜光屋を経営する。繁忙期に花火大会を手伝う臨時作業員たちの技術向上を目的に「点火祭」と称した打ち上げを、多摩川河川敷で毎夏行っている。

 今年の点火祭は、コロナ禍による安全面を考えて中止に。代わりに、多摩川河川敷で5分間ほど打ち上げる「多摩川希望の花火」を実施する。谷古宇さんは「河川敷の打ち上げは30年ほど実施している。いつもお世話になっている地域の方に元気を届けたい」と話す。

「期待」感じ決心

 谷古宇さんは先月、花火業者有志が「悪疫退散」を願い、全国各地で一斉に打ち上げたプロジェクトに参加した。初めは中原区で打ち上げを試みるも、河川敷使用許可が難しいと断念。仲間が実施する隅田川での打ち上げを手伝った。

 警備で立ち会った警察官から「応援しています」と声を掛けられ、打ち上げ後、観覧者から拍手や『ありがとう』という歓声を受けた。谷古宇さんは「日本の空からこんなに花火が消えるのは初めてでは。改めて花火は多くの人に期待されているんだと感じた。それなら地元でもやろう」と実施を決めたという。

「自宅から見て」

 現在、参加するのは3人。費用は全て持ち出し。先月のプロジェクトと同様に、会場は非公開。午後7時30分から8時30分までの間、5分間ほど打ち上げる。

 谷古宇さんは「花火は見上げて心で感じるもの。コロナ禍による自粛や経済圧迫で辛い思いをしている人も多いと思う。25日は自宅から多摩川の方角を見て、明るい気持ちになってもらいたい」と話す。

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