税理士・FPの高橋さんが解説 お金のはなし その9「年金関係の税制について」
Q.年金保険料の支払い時にはどういう取り扱いがされますか?
支払った全額が個人所得税(住民税も含める)の計算上、所得控除の対象となります。「将来の生活保障を考えて、きちんと年金保険料を支払ってもらえれば、現在の税金を安くします」というような感じです。給与や事業など、その人の所得状況に応じて税金が安くなります。
Q.年金をもらうときにはどうでしょう?
障害年金と遺族年金は、非課税です。老齢年金は、収入にそのまま課税されるわけではありません。年金受給者の年齢や受取年金額等に応じて、一定の控除額が適用されますので、受取時の課税もある程度優遇されています。
Q.確定申告は全員が必要なのでしょうか?
「申告が必須」「申告をしたほうが良い」「申告不要」とその人ごとに状況が異なります。「前年の自分はどの状況だったのか?」「今年、税負担が大きく減るような要素(多額の医療費支払いなど)はないか?」「年金以外の収入で大きな変化はないか?」といった点を確認しておくことが大切です。
Q.年金の上乗せ制度があると聴きました。
「国民年金基金」「確定拠出年金」など、納税者ごとの状況に応じた上乗せ制度が用意されています。掛金支払い時の所得控除が上乗せ適用されますので、人によってはかなりの節税効果が期待できます。制度の詳細は、来月説明します。
|
<PR>
GO!GO!!フロンターレ5月3日 |
|
|
GO!GO!!フロンターレ4月26日 |
|
|
5月3日