表彰状を手に晴れやかな表情を浮かべる松藤社長（写真右）
神奈川労働局（川口達三局長）がこの程、今年度の「安全衛生に係る優良事業場、団体又は功労者に対する神奈川労働局長表彰」の受賞者を決定。上位表彰となる「優良賞」に地元企業「アップコン株式会社」（区内坂戸／松藤展和 代表取締役）が、川崎市内から唯一選ばれた。
この表彰は「労働災害の防止」や「労働者の健康確保」といった、安全衛生活動が他の模範と認められ、安全衛生水準の向上発展に大きく寄与した事業場や団体、個人に対して贈られるもの。今年度は神奈川県内にある11の事業場と６人（個人）が対象となった。
中でも、こうした水準が「特に良好」と定義付けられている上位表彰の「優良賞」として今回、６つの事業場を選定。川崎市からは唯一、区内坂戸の開発施設「かながわサイエンスパーク」で事業を営む「アップコン株式会社」が、受賞者リストに名を連ねた。
健康確保、ユニークに
同社は地盤や床の沈下修正、地盤改良の技術を得意とする企業として国内外のシェアを伸ばす一方、アイデア社長としても知られる松藤氏が採り入れたユニークな健康増進活動なども話題に。社長直轄の社内プロジェクトとして発足した「健康活動倶楽部」では、全社一丸となったユニークな取り組みなどを次々と実践。社員に強要することなく、楽しみながら健康づくりを図る仕組みづくりの手法等が評価され、今回の表彰に繋がったものとみられている。
今月１日に表彰式
７月１日に横浜市で行われた式典で川口局長から表彰状を受け取った松藤社長は、その後の記念写真に収まり、温和な笑みを浮かべていた。
職場の環境改善、働きやすさなどを追求し「安全衛生優良企業」や「健康経営優良法人」などの認定も受けている同社にとって、この「優良賞」は新たな誉れ。優れた職場づくりのモデルケースとして、視察の問合せなども寄せられている。
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