新型コロナウイルスの感染拡大懸念が依然として広がる中「高津スポーツセンター」(二子/【電話】044・813・6531)で、館内施設の抗菌・防臭・抗ウイルス加工が実施された。これは、地元企業からの無償施工の申し出を同センターが受け入れたもので、昨年に続き2回目。
利用者の安心感醸成
昨年も同時期に新型コロナ対策として実施されたこの施工。溝口にある「川崎コミュニケーションズ有限会社」(伊藤博幸代表取締役)が、抗ウイルス加工スキルを無償で提供する、というもの。今回も同社ドクターライフ事業部が請け負っている「デルフィーノ」という技術が用いられ、スポーツセンター内の更衣室やトレーニング室などの抗菌・防臭・抗ウイルス加工が施された。
元々、この技術による効果は約1年間といわれており、昨年の施工後、同センターに起因するクラスターの発生などは報告されていない(8月10日現在)事などから、再度の実施に至ったという。館長の佐藤伸子さんは「ウイルスは目に見えないので、はっきりとした効果という意味では不明。しかしこの1年間、利用者の皆様の安心感を醸成する一因となっていたのは確かですね」とコメントし、その心理的な効果を認めている。
「無償提供、今後も」
川崎コミュニケーションズは元々「区民祭」の事務局などを長年担当するなど高津区や川崎市との縁が深く、昨年から地域貢献策の一環として、この技術の公共施設等への無償提供をスタート。
高津スポーツセンターのほか高津警察署、市内を走るパトカー車内等への施工を実施し、さらに今後は「川崎浮世絵ギャラリー」(川崎区)などでの実施も予定されている。伊藤代表は「今後も社会情勢などを鑑みつつ、この抗ウイルス加工スキルの無償提供を、他の地元公共施設などにも提案していければ」と、方針を話している。
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