神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
高津区版 公開:2021年10月15日 エリアトップへ

川崎市給水開始100年 水道の歴史、資料で探る 溝口・ふるさと館で企画展

文化

公開:2021年10月15日

  • X
  • LINE
  • hatena
今年八丁畷駅付近で発掘された1919年当時の配水管(写真上)、明治〜大正の資料
今年八丁畷駅付近で発掘された1919年当時の配水管(写真上)、明治〜大正の資料

 大正10年(1921年)に川崎で水道が完成し、給水が開始してから今年で100年。区内にある「大山街道ふるさと館」(溝口3の13の3)では現在、企画展「給水開始100年―近代川崎を切り拓いた水道―」が行われている。主催は川崎市市民ミュージアム(詳細問合せ【電話】044・754・4500)。

古(いにしえ)の「配水管」展示も

 1889年に町制が施行された旧川崎町では主に二ヶ領用水の水を生活用水として利用していたが、水質は良いとはいえない状態で、人々は水不足に悩まされていたという。また、明治末期に注力されていた工場誘致のためには水道は不可欠であり、これらを機に川崎町に水道が敷設されることになった。

 今回の企画展では水道敷設時の資料や市制施行前後からその後の都市形成を表す水道関係の資料を約50点展示。今年、京急本線八丁畷駅付近で工事中に発掘された1919年の鋳(ちゅう)鉄管(鉄製の配水管)もある。また、溝口飲料水路図など高津地域の水利用に関する資料も揃っている。

 主催者は「川崎の成り立ちに水道敷設が深く関わっていることを知ってほしい」と話している。

 観覧無料。午前10時〜午後5時。11月28日(日)まで。また期間中、館内では今夏募集された「うれしい蛇口コンテスト」の全作品481点も展示されている。

高津区版のトップニュース最新6

溝口神社で「こどもフェス」

4月29日

溝口神社で「こどもフェス」

SDGs関連の試みも

4月26日

飛鳥時代の倉庫復元

橘樹官衙遺跡群

飛鳥時代の倉庫復元

「歴史公園」来月オープン

4月26日

市制100年で1万発に

多摩川花火大会

市制100年で1万発に

今年の開催概要決まる

4月19日

「おいしさの技術」に迫る

県立川崎図書館

「おいしさの技術」に迫る

「食」テーマの企画展、話題に

4月19日

「川崎の町名」改訂版発行

日本地名研究所

「川崎の町名」改訂版発行

新たな「由来」などを反映

4月12日

「しあわせ職場賞」に喜び

久地「日本理化学工業」

「しあわせ職場賞」に喜び

障害者の働き甲斐、支援

4月12日

あっとほーむデスク

  • 5月20日0:00更新

  • 4月15日0:00更新

  • 4月8日0:00更新

高津区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

高津区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月2日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook